| 報道関係者向けのニュースリリースです。 [1998年12月03日付] |
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EUの政府機関、軟質塩ビ玩具の有害性を表明。 米国の政府機関も迅速な対応へ。 欧州連合の科学委員会は11月30日、グリーンピースが警告してきた軟質塩化ビニル玩具が幼い子供の健康に対して呈する有害性(発がんの可能性を含む)を、あらためて確認した。 これに続いて米国の消費材安全委員会(CPSC:Consumer Product Safety Commission)は、科学的な作業はさらになされる一方で、予防原則の立場からCPSC担当者は産業界に対して軟質のガラガラや歯固めにフタル酸エステル類を添加しないよう要求した。CPSCはまた、これらの化学物質が子どもの口の中に漏出することを確認し、メーカーに、3才未満の子ども向け製品にはフタル酸エステル類の使用をやめるよう促した。 この結果を受け、グリーンピース・ジャパンは、 「すでに塩ビ製玩具の有害性に関する知見は出され、各国政府も次々と規制措置をとるという迅速な判断をしている」 「もはや、試験の結果が出るまで行動を先延ばしすべき時ではない」として、 本日厚生省、通産省へ軟質塩ビの乳幼児向け玩具への使用を即時禁止するよう申し入れた。[申入書] フタル酸エステル類は肝臓や腎臓障害を起こす可能性があり、発がんの恐れもある。また、鉛やカドミウムなどの重金属も塩ビ製玩具に含まれている。
すでに塩ビ玩具の問題に対応して行動をとっている玩具メーカーや小売店の例
子供向け玩具への塩ビ使用の即時廃止を求める要請書 厚生大臣、宮下創平殿 1998年12月3日 グリーンピース・ジャパンは、軟質塩ビ製の玩具に含まれている有害なフタル酸エステル類が子どもの健康に悪影響を及ぼすことを警告し、今年2月26日、軟質塩ビ製の乳幼児向け玩具の使用廃止を求める申入書を厚生大臣あてに提出致しました。 その後今日までには、オーストリア、デンマーク、スウェーデン政府の国内の法的規制が決定し、また、カナダでも保健省の助言に従って、塩ビ製の歯固めやガラガラは店頭から引き上げられています。この助言は保護者や託児施設などに対しても直ちにこれらの玩具を処分するよう求めるものでした。 さらにメキシコでも、試験による情報収集を続ける一方で、軟質塩ビ玩具の輸入を止め、それらの製品を市場からも撤退させることを保健省が公約しています。 また、すでに国内でも安全を重視する予防原則的な観点から子供向けの軟質塩ビ玩具を引き上げている小売店も増えております。 しかしながらその間も、国内政府機関からはフタル酸エステル類を含有する乳幼児向けの商品の製造や販売に関する制限などの迅速な対応は何ら出されず、乳幼児は軟質塩ビ玩具に含まれる有害物質の危険にさらされています。 このたび、欧州連合の科学委員会は、グリーンピースの警告してきた、軟質塩ビ玩具が幼い子供の健康に対して呈する有害性(発がんの可能性を含む)をあらためて確認しました(11月30日)。 これに続いて米国の消費者製品安全委員会(CPSC:Consumer Product Safety Commission)も、科学的な作業を続ける一方で、予防原則の立場からCPSC担当者は産業界に対して軟質のガラガラや歯固めへフタル酸エステル類を添加しないよう要求しています(12月2日)。CPSCはまた、これらの化学物質が子どもの口の中に漏出しうることを確認し、メーカーに、3才未満の子ども向け製品にはフタル酸エステル類の使用を止めるよう促しています。 このように、重要な知見や政府機関の判断、対策はすでに相次いで出されております。厚生省や通産省内でも調査が進められていることを伺ってはおりますが、そうした調査が終了するまで国内の対策をもはや先延ばしにすべきではありません。 つきましては、子ども用玩具への軟質塩ビの使用を即時廃止するべく規制措置をとることを要請致します。 以上 グリーンピース・ジャパン 事務局長、志田早苗 [以上、1998年12月03日付プレスリリース] |
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