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[1998年5月15日付]





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パキスタンに核実験の自制を求める要請文


パキスタン、ナワズ・シャリフ首相閣下
1998年5月15日

貴国が核実験の準備をされていると報道されています。グリーンピース・ジャパンは、この事態を深く憂慮し、貴国に対し、以下を強く要請します。

  • いかなる核実験も一切行わぬこと。

  • 包括的核実験禁止条約をただちに調印、批准すること。

  • 兵器用核物質生産禁止条約の本格交渉を開始させること。

  • 「核兵器を持つ選択肢」を放棄すること。
核実験を強行したインドは世界中の非難をあび、経済制裁がおこなわれようとしています。もし、パキスタンが核実験をすれば、世界は、これに対しても厳しく反応するでしょう。
もし、貴国がインドに続いて核実験を行うようなことがあれば、経済制裁を含む非難を受ける側にまわることになります。

グリーンピース・ジャパンはインドの核実験強行を激しく非難し、包括的核実験禁止条約にただちに調印し、批准し、核兵器を持つ選択肢を放棄することを求めました。インドの核実験強行は、貴国が核実験を行うことを正当化するものでは、決してありません。

「核には核を」という考え方は「破滅への道」です。「信頼」を深めることによって、安全保障を得るという考え方にしか、未来はありません。どうか、広島、長崎を学んでください。

世界が、これから、インドの暴挙を乗り越えて、核軍縮への道を再び歩みはじめるのか、または、これをきっかけに、再び核軍拡競争を繰り返すことになるのか、ひとえに、貴国のお考えにかかっております。
どうか、わたしたちを失望させないでください。包括的核実験禁止条約を調印し、貴国が核廃絶の道をわたしたちと共に歩みはじめるという決意を表明してくださるよう、お願いいたします。

グリーンピース・ジャパン
事務局長、志田早苗


[以上、1998年5月15日付プレスリリース]


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