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報道関係者向けのニュースリリースです。 [1997年3月12日付] |
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東海村再処理工場での爆発事故に関する抗議声明 動力炉核燃料開発事業団 理事長、近藤俊幸殿 東海村再処理工場での爆発事故に関する抗議声明 貴事業団は、昨日3月12日、東海村の再処理施設で爆発事故を引き起こした。大量の放射能放出事故でありながら、また高速増殖炉「もんじゅ」のナトリウム漏れ火災事故同様、事故を過小に見せかけ、重大な情報隠しを行なおうとしていることに、グリーンピース・ジャパンは強く抗議する。 爆発が起こったのは再処理廃液をアスファルトで固化するシステムで、再処理の最終段階の工程である。 発表では「低レベル」の放射能とされているが、この中には核分裂生成物もプルトニウムなどが含まれ、れっきとした「高レベル」放射性廃棄物である。 爆発によって周辺に放出された放射能は核分裂生成物そのものであり、もしこの放射能を少量でも吸い込めば肺ガンや白血病になる可能性がある。 モニタリングポストで放射線のレベルが実際に上がったのは、これは放射能のかたまりがそのモニタリングポストを通過したことを意味する。その放射能のかたまりがどのくらい大きなものか、どのくらい放射能レベルが高いものであったか、貴事業団はきちんと把握しようと努力されているのかきわめて疑わしい。 モニタリングポストの数値上昇は、この地点を巨大な放射能のかたまりのほんの一部がかすっただけ、あるいは爆発による猛スピードで通過しただけで、起こったとも考えられる。これは猛烈な放射能のかたまりである。それにもかかわらず貴事業団は漏れた放射能は大したことがないと発表している。 何を根拠にこんな発表ができるのだろうか。 また爆発後の火災では、排気筒のカウントだけでも基準値の4割高となっており、爆風で隙間だらけとなった建て屋から放出された放射能量は、この値をはるかに超えていると考えるのが妥当である。 しかもこの放射能は上昇気流で一気に上空にはこばれ、地上にあるモニタリングポストでは観測できないはずである。 したがって、貴事業団が大量の放射能を放出したと考える方が妥当であり、現在の発表の仕方は、この事実を「もんじゅ」事故と同じように隠そうとしているように見える。事実を公正に明らかにする気があるなら、貴事業団は今後の事故調査を完全に第三者の手に委ねるべきである。 この事故はそもそも爆発が心配されていたレッドオイルにからむ事故であり、最近ではロシアのトムスク7の大爆発事故が記憶に新しい。貴事業団はこれらの事故をはたしてきちんと教訓化できていたのか。 「もんじゅ」事故同様、海外での教訓がまったく生かされていないのではないかという疑問もいだかざるをえない。 最後に、貴事業団が爆発を予知していたならば、まず自治体に通告し、周辺住民の非難をうながすべきであった。逆にそれを予知できなっかったとすれば、技術的な能力があまりにも低すぎる。 いずれにしても貴事業団に再処理事業者としての適性は欠落している。 高速増殖炉「もんじゅ」事故、再処理施設爆発事故とたて続けて引き起こした貴事業団の存在そのものに、グリーンピース・ジャパンは大きな疑問を抱かざるをえない。 1997年3月12日
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