I LOVE SUSEA -海洋保護区がニッポンの寿司を守ります- 国際海洋シンポジウム2008 -海から魚がきえる?私たちが今できること-
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特定非営利活動法人 グリーンピース・ジャパン 〒166-0023 東京都新宿区西新宿8-13-11 NFビル 2F 電話:03-5338-9800 FAX:03-5338-9817
シンポジウム報告 -海洋保護と持続可能な漁業のために、何ができるか見えてきた!
海洋保護と持続可能な漁業のために、何ができるか見えてきた!
 

「目の前で大型巻き網漁船団が一網打尽に獲り尽くしていく現状では、あと数年もつかどうか」……マグロ一本釣り漁師が訴える日本海クロマグロの窮地。「日本は漁獲規制をしていないに等しい」……元水産官僚が明かす驚くべき事実。そして、海外からの研究者が口をそろえて強調するNGOの役割――。

10月17日に開催した国際海洋環境シンポジウムは、「大成功」という言葉にはおさまりきらない意義深い場となりました。持続可能な漁業の可能性と、それを妨げている問題の数々を、これほど凝縮して考える機会は日本ではじめてだったかもしれません。幅広いメディア関係者も含めて200人を超える来場者と、多彩な講師と、グリーンピースのスタッフやボランティアが、心をひとつにして海の未来を見つめた一日でした。参加できなかった皆さまも、ぜひイベント報告や発表資料をごらんください。

屋久島で漁師をする息子から聞いていたとおり、このままでは日本の海から魚が消えてしまうばかりか、日本が主役を務める世界の水産資源管理もうまくいかないでしょう。私は閉会のあいさつで、「日本人は豊かな自然に甘えすぎて、真剣に自分たちの行動を律することが苦手なのでは」と感想を述べました。しかし地球の自然環境は、もう甘えていられる状況ではありません。海との持続可能なつきあい方を探る大きな課題に、グリーンピース・ジャパンの果たせる役割も大きいと確信しました。今後のキャンペーン展開にご期待ください!

 
グリーンピース・ジャパン事務局長 星川 淳
2008年10月27日
イベント報告
 
(C)Greenpeace2008年10月17日に行われたグリーンピース・ジャパン主催「国際海洋環境シンポジウム2008」の内容を抜粋してご紹介いたします。下記プログラム内の各講演タイトルをクリックすると詳細ページに遷移します。
 
プログラム
午前の部
基調挨拶
国際連合大学副学長 武内和彦氏
基調講演
漁業による海景の変化と海洋保護区の必要性
ブリティッシュコロンビア大学漁業センター所長 ダニエル・ポーリー氏
日本の水産業の未来
政策研究大学院大学教授 小松正之氏
事例報告
境港のまぐろ漁業の現実」 
新宇部漁協所属、マグロ一本釣り漁師 佐々木敦司氏
質疑応答
セッションT
なぜ日本の政府はきちんとした漁業管理をしないのか?」など
   
午後の部
基調講演
生態系に配慮した漁業管理の取り組み−生態系アプローチとは
ストーニーブルック大学 海洋保存科学機関 事務局長 エレン・K・ピキッチ氏
  海洋保護区:海と水産業の回復をめざして
ヨーク大学環境学部海洋保全生物学者 カラム・ロバーツ氏
事例報告
ナウル協定第3次履行措置」 
太平洋島しょ国フォーラム漁業機関 ナウル協定加盟国(PNA)コーディネーターアントン・ジムウェレイ氏 / ミクロネシア連邦政府 水産次官 ユージン・パンゲリナン氏
『海のエコラベル』MSC認証
株式会社亀和商店 代表取締役社長 和田一彦氏
イオンの取り組み−持続可能な魚の販売
イオントップバリュ株式会社 トップバリュ商品本部 生鮮食品部 部長 山本泰幸氏
  グリーンピースの活動:海洋保護区設立を目指して
グリーンピース・ジャパン海洋生態系問題担当 花岡和佳男
質疑応答
セッションII
海洋保護区の設立に地元の漁師は反対しないのですか?」など
   
パネルディスカッション
  「魚食の日本人がなぜ漁業危機に疎いのか?」「海の危機を救うためNGOに期待すること」など。
閉会挨拶
グリーンピース・ジャパン事務局長 星川淳
 
(c) greenpeace