電力業界・政府の本音
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「電力業界の人の中には…(燃料貯蔵)プールだけ利用すればいいとあからさまに言う人がいる」
科学技術庁(現・文部科学省)原子力局長の発言 (週刊東洋経済 1984年11月10日号)
「こんどの再処理工場は再処理とともに使用済み核燃料の共同貯蔵施設という性格をより多く持たせるべきだ」
動力炉・核燃料開発事業団(現・核燃料サイクル開発機構)理事長の発言
(電気新聞 1984年9月20日付け)
「リサイクルをしないなら、使用済み核燃料を原子力発電所からリサイクル施設(青森県六ヶ所村)に運び出すわけにはいきません。原子力発電所に使用済み核燃料が溜まり続ける場合、使用済み核燃料の貯蔵施設が満杯になって、新しい燃料と取り替えることができなくなるため、やがては運転を停止しなければならなくなります。」
(プルサーマル計画に反対する新潟県刈羽村で配られた平沼経済産業大臣署名入りのビラより 2001年5月)
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青森県下北半島に建設が進められている六ヶ所再処理工場。その本格操
業の開始は2005年に予定されています。
当初、日本の原子力計画では、使用済み核燃料は茨城県の東海再処理工
場に持っていくことになっていました。再処理工場には工場本体だけでなく、各
地の原発から運び込まれる使用済み核燃料を保管する、巨大なプールが併設され
ています。つまり、再処理工場とは、使用済み核燃料を「保管および再処理」す
るための施設なのです。
東海再処理工場が動くことを前提に、あちこちに原発が建設されていっ
たのですが、同工場はトラブルなどのために、操業開始が大幅に遅れてしまいま
した。原発は使用済み核燃料が出ていってくれないと、原子炉に新しい燃料を入
れられず、運転を停止せざるをえなくなります。そこで、日本の電力会社は英仏
と契約を結び、使用済み核燃料を両国の再処理工場に送り出すことにしました。
こうして、原子炉停止の危機を心配せずに、原発をどんどん増設することができ
たわけです。英仏と契約した分の使用済み核燃料は、すべて運び終わりました。
両国で再処理された分は、プルトニウムと核廃棄物となって、今後も、十数年
かけて日本に戻されて来ます。
一方、東海再処理工場は、稼働し始めたものの規模が小さいので、50
基以上もの原発から出てくる使用済み核燃料を扱いきれません。そこで、使用済
み核燃料の新たな持って行き場として、六ヶ所(村)再処理工場の建設が進めら
れているわけです。
工場に運び込まれた使用済み核燃料は、一定期間保管されたのち、再処
理してプルトニウムを取り出す、という名目になっています。しかし、前述のよ
うに、プルトニウム燃料用の原子炉「もんじゅ」は、事故で止まったまま。プル
サーマル計画も、対象となった地元が拒否しています。
一方、関係者の発言などを見てみますと、再処理工場を建設する
のは再処理(プルトニウム生産)が目的ではなくなり、実は、原発を動かし続ける
ために、使用済み核燃料の保管場所(=捨て場)が欲しかったようです。しかし、捨て場だけをひきうける住民
はいません。そこで、濃縮ウラン工場(これも経済性無視の工場。ウランは濃縮
度を高めれば広島型原爆の材料になります)とか、再処理工場とか、何かを生産
する工場とセットにはしたものの、要するに、「だまし、だましして」(通産省
資源エネルギー庁の役人の発言 1984年5月8日付け読売新聞)六ヶ所を
“核のゴミ捨て場”にしようとしているのです。
六ヶ所村ってどんなとこ?
漁と酪農の村六ヶ所村に再処理工場を建てる話が村に正式に申し込まれたのは1984年でした。
漁業者、農業者の大きな反対をよそに、再処理事業者日本原燃株式会社はウラン濃縮工場、低レベル放射性廃棄物埋設センター、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターを着工、完成させてしまい、現在は再処理工場の建設を進めています。
青森県の下北半島に位置する六ヶ所村は、風が強いところで、風力発電基地もあります。再処理施設に取り囲まれてしまった尾鮫(おぶち)沼は、白鳥も飛来するうつくしいところです。
関連情報
【関連プレスリリース】
- 2006年3月30日
- 「ムダですが再処理はじめます」「核拡散は気にしません」「放射能汚染はじめます」
- 2006年2月21日
- 青森県議会が、放射能汚染?〜「立入禁止」の巨大貼り紙、県庁舎の壁に〜
- 2006年2月17日
- イラン、ブッシュ政権、北朝鮮だけではありません!核問題、日本の再処理にスポットライト!
- 2005年8月5日
- ノーモア ヒロシマ ナガサキ ストップ六ヶ所再処理工場
- 2005年7月26日
- 広島の空に「平和の羽根」を飛ばそう!〜被爆60周年にグリーンピースが世界に呼びかけ〜
- 2005年5月27日
- 六ヶ所再処理工場など核拡散の危険放置〜NPT決裂のまま閉幕〜
- 2005年3月22日
- 六ヶ所再処理工場は核拡散を加速させる!
- 2005年2月7日
- 原子力発電 後始末費用の消費者負担はおかしい!
- 2005年2月1日
- 設計不備を国が指摘 六ヶ所再処理工場でのウラン試験は即時中止を!
- 2004年5月27日
- 再処理工場稼動後の大量放射能放出を警告 〜グリーンピース・ジャパン、サンプリング結果報告で〜
- 2004年4月6日
- 「再処理工場、次のステップに進むな」〜再処理とめよう!全国ネットワーク、青森県知事に要望書〜
- 2004年3月23日
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- 2004年3月10日
- 「欠陥だらけの日本原燃によるウラン試験を認めるな!」〜グリーンピース・ジャパンら青森県知事と六ヶ所村村長に申し入れ〜
- 2004年2月27日
-
「六ヶ所再処理工場の品質保証問題、解決にほど遠い」
- 2003年5月29日
-
日本原燃は計画全体を断念すべき!ウラン試験6月断念へのコメント
- 2003年3月6日
-
スイス議会で10年間の再処理凍結決定
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-
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六ヶ所再処理工場が世界最大のクリプトン85汚染源になりかねない*、と警告
青森県に県民被ばく線量公開を要請
資料 再処理工場からの放射能は1日で原発1年分
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資料 大気のサンプリングについて
- 2002年11月14日
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- 2001年10月25日
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- 2002年1月21日
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に対する立地協力をしないことを求める
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