核燃料リサイクルって何よ?
日本では、原発から出る使用済み核燃料からプルトニウムを取り出して、ウラン燃料と混ぜて使う計画で、これを「核燃料サイクル」と呼んでいます。 「サイクル」といっても、クルクルまわっているのではありません。プルトニウム入り燃料は、使い終わったら、 それっきりです。電力会社は使い終わったプルトニウム燃料を「発電所内で貯蔵したい*1」と言い出しています。
ウラン鉱山での採掘から核のゴミの処理にいたるまで、働いている人の被ばくや 事故・不正事件などの問題がおこっています。
原発から出る使用済み核燃料は、再処理せずにそのまま廃棄物として管理するのが、 環境的に一番マシな方法。なぜ、わざわざ再処理するのでしょうか。
「日本は資源に乏しい」から、使用済み核燃料を「有効利用」するため再処理を するのだと日本政府は言います。しかし、プルトニウム入り燃料を使う高速増殖炉計画は高速増殖炉 「もんじゅ」のナトリウム火災事故で破綻しました。普通の原発で使うプルサーマル計画もデータ ねつ造事件や地元の反対などで進んでいません。
核兵器の材料であるプルトニウムは、使う以上にためこんではならないのが、国際的な約束です。 もんじゅで使えず、プルサーマルでも使えていないのに、プルトニウムを取り出し続けているのは、 核のゴミ捨て場問題から逃げるためではないでしょうか。
使用済み核燃料を捨ててもよいという場所が無いので、プルトニウムを取り出すまでの間、 という約束で青森に預かってもらっています。しかし、これは問題の先送りに過ぎません。
出典 *1 2002年2月22日「朝日新聞」
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