今、地球上には、およそ30000発の核兵器が存在しています。このほか、軍事用の余剰と民生用を合わせ、ほぼ同数の簡単な構造の原子爆弾を作れるだけのプルトニウムが存在しています。 このうち、およそ5000発分は日本のプルトニウムです。
(注2) そして、青森県で試験中の六ヶ所再処理工場が本格的に操業すれば、毎年およそ原子爆弾1000個分のプルトニウムが取り出される予定です。六ヶ所再処理工場は、非核国で初めて大規模にプルトニウムを分離する工場です。再処理工場が本格的に動き出せば、プルトニウムが増え続け、それは核の拡散へとつながりかねません。その危険なシグナルを、世界へ向けて日本が発することになるのです。
注1:核兵器保有国では、軍事用プルトニウム(核兵器の燃料として使われる)の生産は行われていないと言われるが、軍事目的の余剰プルトニウムは存在すると考えられている。また、イスラエルとインドが数百キロ、パキスタンが数十キロの軍事用プルトニウムをこれまでに分離したと見られている。また北朝鮮は、2つの時期に再処理を行ない15〜38キロのプルトニウムを分離したと予測される。
注2:国際原子力機関(IAEA)が定める有意量(再処理されたプルトニウムで核爆弾が一つ作れるという定義)は、8kg。