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2005年8月5日 声 明
世界中の人々が戦争と、戦争による悲劇を改めて考えるこの記念の日にあたり、グリーンピースは平和を実現することへの誓いを新たにいたします。 私達は広島と長崎にもたらされた悲劇が、二度と再び起きることの無い世界を目指します。私達は、核兵器とその破壊力に対する恐怖が無くなる未来を目指します。私達は、核兵器の存在そのものによって引き起こされる争いのない未来を目指します。核兵器の使用によって亡くなった人々の名誉を守るため、私たちはそうした世界の実現に向け全力を尽くす覚悟です。 世界の40の国と地域、そして世界各地の280万人のグリーンピースのサポーターを代表して、グリーンピースはこれからも、平和を追求し続けることを誓います。また、本日ここへ世界中の市民から寄せられたメッセージを届けます。恒久平和の為に、全ての国は全ての核兵器を廃絶しなければなりません。そして、核兵器を製造するために使われる、危険な核物質と技術も無くさなければなりません。 この2つの責務は、今、これまでになくその緊急性を増しています。広島と長崎に原子爆弾が投下されて以来、8カ国が核兵器を持つようになりました。そして日本を始めとして、核兵器に使うことのできる物質を生み出そうという国もあります。こうした事態に対し、行動を起こすにはまだ遅くはありません。 第一歩を踏み出すのは核兵器保有国のリーダー達です。彼らは、核兵器廃絶のために結ばれた約束を遵守することによって、世界へ良い前例を示さなければなりません。核兵器を他の国に恐怖感を与える手段として使うことをやめなければなりません。つまり、全ての国と人々の運命が密接に関係しているかを認識しない自己本位的な世界観を支える手段として核兵器を使う事を止めなければなりません。来月開かれる国連のミレニアム・サミット+5は、核兵器保有国の代表がこういった自己本位的な考えを放棄し、世界共通の利益を考える機会です。世界の人々がこの会議に望んでいることは、核廃絶へ向けた交渉が即時に始まる事です。 しかし、核兵器保有国だけに責任がある訳ではありません。核兵器にも使う事のできる危険な物質を作ろうとしている日本を始めとする国々のリーダー達は、このような計画を即刻放棄しなければなりません。プルトニウムのような死をもたらす物質が生産される限り、核兵器の拡散という危険性はなくなりません。毎年8トンもの核兵器に使用できる物質を日本が作ることになれば、これまで呼びかけてきた核廃絶への取り組みを、自ら弱めることになります。 今から34年前、12人の活動家がアメリカの核実験場へ向けて船を出しました。広島と長崎で苦しみながら亡くなった方々の記憶が、彼らを突き動かしたのです。グリーンピースはこれからも、犠牲となった方々の事を忘れることはありません。同時に、私たちは平和な世界の実現に取り組んでいきます。その世界は、地球上の全ての人々が、共通の利害を目指し、共通の目的で一つとなる世界です。本日ここ広島へ向けて、世界中からメッセージが送られたことは、正に世界の人々がその世界を求めていることを示すものです。世界のリーダー達は、こうした人々に続くのでしょうか?
ゲルト・ライポルト
マーティン・プリエト(グリーンピース・アルゼンチン事務局長) |