遺伝子が組み換えられた植物、動物、そして微生物は、これまで地球上に存在しえなかった人工的な生命として自然界に放たれます。いったん放たれたその遺伝子は、もともと自然界に存在していた種と交配し、無制限に増殖し、生態系のバランスを崩します。

風や虫によって運ばれた花粉や種により、近縁種の野生植物との交雑が起こり、遺伝子組み換え作物の特性を持った植物が出現することにより、生物の多様性を脅かしています。

除草剤をかけても枯れないという特性を持った遺伝子汚染により、スーパー雑草と呼ばれる複数の除草剤に耐性を持つ草も発生しています。このようなスーパー雑草は農地以外にもはびこり、その処理には毒性の強い農薬が使われるという悪循環が起こっています。

遺伝子組み換え作物が、従来の作物や有機栽培の作物を汚染するケースは後を絶ちません。カナダでは、遺伝子組み換えナタネ(カノーラ)の栽培が始まって以来、汚染が広がり続け、有機栽培でカノーラを育てることは今ではもう不可能になってしまいました。

遺伝子組み換え作物を栽培することによって起こる環境への悪影響は、人間では制御不可能なものです。遺伝子組み換え作物の栽培は即刻中止されなければなりません。

遺伝子組み換えダイズがアマゾンを破壊する!

大豆生産のため焼かれるアマゾン森林

大豆のために焼かれるアマゾン

世界の遺伝子組み換え作物の80%が家畜飼料として使われています。世界中で食肉の消費量が伸び、飼料のための作物を栽培するための土地が必要となっています。南米は、ダイズの大生産地域です。より多くのダイズを栽培させるため、貴重なアマゾンの熱帯雨林がどんどん伐採されています。グリーンピースは、熱帯雨林が破壊されていない地域で栽培され、遺伝子組み換えでないダイズを要求します!

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プレスリリース: グリーンピースとマクドナルドがカーギル社など大豆取引業者を説得(2006/7/26)

「遺伝子組み換え」による汚染

四日市港周辺で自生を始めてしまったカナダから輸入された遺伝子組み換えされたカノーラ

四日市港周辺で自生を始めてしまったカナダから輸入された遺伝子組み換えされたカノーラ

遺伝子組み換え技術の開発企業は、遺伝子組み換えと非遺伝子組み換えの作物が隣り合っていても栽培することが可能と主張しています。しかしながら、遺伝子組み換え作物による汚染はさまざまな過程で起こります。


商業的遺伝子組み換え作物の導入は、農産物生産者のみならず、食料の流通に関わるすべてに深刻で破滅的な影響を与えます。原料の調達過程で分別管理をしていたとしても、混入が起こる可能性は否定できず、「分別」は実質上不可能であるといえるでしょう。

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