原子力発電も、二酸化炭素を排出します

燃料のウランの採掘、精錬、転換、濃縮、再転換、燃料加工、発電所、廃棄物の処理、貯蔵、処分、そしてそれらを結ぶ輸送という全体像を考えると、原子力の発電も、実際には二酸化炭素を排出していることになります。また、放射性廃棄物の管理は現在高レベル放射性廃棄物でも300年間とされていますが、安全に管理しようとすればその期間は何万年にも延びます。その期間の管理にエネルギーを消費しますから、二酸化炭素の排出も延びます。

原子力発電も二酸化炭素を排出

「環境破壊」 原子力発電は、放射能汚染を引き起こします

事故が起きなくても、原子力発電は、多くの原発労働者の放射線被ばくなしにはありえません。労働者の被ばく量は法律の範囲内とされていますが、実際は、その範囲を超えている実例はたくさんあります。また、空に海に排出されている放射能は環境中に蓄積し、種類によっては何万年も留まります。
また、地震国である日本は地震による原発震災も心配されます。原発の老朽化にともなう原発部品のヒビ割れなどはその危険性を高める要因のひとつです。

「浪費」 原子力発電は電気大量消費社会を作っています

原子力発電は、需要に合わせて"とろ火"のようににする出力調整が安全上できません。 これが、需要の低いときより需要の高いときに合わせて発電所をつくる傾向の一因と考えられます。 また、大規模型であるため、需要の低いときには電気が余ってしまいます。 こうして電力を余らせておいて、その電力を使う電化住宅を推進して、電気大 量消費社会を作ってしまうというのは本末転倒です。

「不安定」 原子力発電では電力の安定供給が心配

原子力発電は事故やトラブルの際、同型の原子炉を止めて点検することがありますが、そのため、電力の安定供給に心配があります。

「リスクの選択」ではなく「リスクの回避」へ

政府は地球温暖化を避けるためには原子力発電が必要と言います。 しかし、それでは私たちは地球温暖化を選ぶか、放射能汚染を選ぶかという 「リスクの選択」を強いられることになります。 しかし、こうしたリスクを選択するのではなく、省エネと再生可能エネルギーの利用によって 「リスクの回避」をすることが可能ではないでしょうか?



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