2008年8月28日
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青森県に建設された六ヶ所再処理工場の操業開始が、また延期となりました。1989年の設置申請から、これで14回目です。相次ぐトラブルで竣工が大幅に遅れるなか、事業者である日本原燃は、この11月にも本格操業に向けた手続に入りたいと述べています。
昨年11月4日、日本原燃は高レベル放射性廃液を使ってガラス固化体をつくる試験を開始しました。ところが想定になかったトラブル(凄まじく高い放射線と熱を発している固化物をステンレス容器に収めきれず、その蓋が閉まらない)で試験はストップ。3週間後に再開されましたが、その途端に今度は目詰まりで停止し、12月28日、試験運転は中断されました。この試験は5段階のうち第4ステップにあたります(注1)。
再処理作業のうち、もっとも重要な工程であるガラス固化ができないのですから、次の段階に入るのは許されてはならないはずです。ところが経済産業省の原子力安全・保安院は、今年2月、第5ステップ入りを認め、7月2日には目詰まりしていたラインでの試験再開を許可しました。しかし半日もたたずに、原因さえ分からないトラブルで再び停止。高レベル廃液は固化できなければ「液状」のままタンクに貯蔵されつづけます。地震などで電源を失い、タンクの冷却と掃気が止まると、廃液が沸騰し大爆発を起こす危険があります(注2)。グリーンピースは他の団体とともに、六ヶ所再処理工場の試験運転をただちに中止し、工場そのものを閉鎖するよう求める要望書を経済産業省原子力安全・保安院に提出します。この要望書に、是非、ご賛同をお願いいたします。
要望書はこちらからダウンロードできます。
要望書の送り方と、複数の団体による呼びかけ文はこちら。
注1:六ヶ所再処理工場:試験計画無視し「暴走」か?
注2:ロシア・マヤーク再処理工場:核惨事の半世紀