地球温暖化について

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グリーンランドの氷河
© Greenpeace/Morgan

毎日の生活や企業の生産活動などで、私たちは大量の二酸化炭素などの、地球を暖める効果のあるガスを大気中に排出しています。地球温暖化とは、こうしたガスが大気中に大量に残ることによって、地球が暖まりすぎてしまう現象です。これがおこると、世界中の天候が異常になったり、気温が上昇したりすることで、動植物や私たちが住むことができない環境になってしまう恐れがあります。

地球温暖化によって、世界中の気候はすでに変化しています。二酸化炭素などの温室効果ガスの排出が今のままのような状態で続くようであれば、状況はどんどん悪化してしまいます。

例えば、以下のような大規模で、元にもどせない変化が起こり、世界の大災害につながっていく危険性があります。

  • グリーンランドや南極の氷床が温暖化で融けます。温室効果ガスの排出削減が行われない限り、今後50年間でグリーンランドの完全な融解を引き起こし、海面レベルが大幅に上昇します。
  • 高い緯度の地域にある永久凍土が融け、この中にある強力な温室効果ガスが大量に排出されることで、温暖化がさらに進んでしまいます。
  • 地球のエネルギーバランスを支える海の流れの大循環が遅くなる、あるいは停止してしまい、欧州の局地的な寒冷化や赤道付近の以上な気温上昇を引き起こし、生態系を壊滅状態に追い込む危険があります。
  • また、熱波や豪雨などがより激しくなり、多くの被害が発生します。
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ホッキョクグマ © Greenpeace

地球温暖化は、地域レベルでも深刻な影響を引き起こします。例えば、ヨーロッパでは、川の氾濫による洪水が多くの地域で増加しています。沿岸地域においては、洪水、土壌の浸食、湿地の消失は今後大規模に悪化すると言われています。

サンゴ礁、マングローブ、北極や高山地域の生態系、森林、湿原、草原などの自然も、大きな変化に見舞われ、ホッキョクグマなどの動物や植物が危険にさらされます。また地球温暖化は、乱獲など、すでに他の原因により、絶滅の危機にさらされている動植物が住む環境を悪化させることで、絶滅してしまう可能性をさらに高めてしまいます。こうした変化は人間生活にも確実に影響を及ぼすことでしょう。

最も大きな被害が及ぶのは、地球温暖化によって上昇する海面、蔓延する伝染病、減少する農作物などから、自分たちを守ることが難しい人々や動植物です。主にこうした人々は、アフリカやアジア地域の人々であると言われています。そして、たとえ少しの温暖化でも、開発途上国の人々が最も大きな被害を受けてしまいます。

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白化したサンゴ
© Greenpeace

国連の中にあって地球温暖化に関する研究者の集まりである、「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」は、将来どのくらいの温暖化が起こるかに関する予測を出しています。上記した影響も、このIPCCがの予測によるものです。また、2001年に発表されたIPCCの最新の報告書によると、世界の平均気温は今後100年間で、1.4-5.8℃も上昇してしまいます。そして、この上昇幅は、1995年の予測幅であった、1.0-3.5℃よりも高いものです。

温暖化は、これまで思われているより速いスピードで進行しています。さらに、最新の予測よりもっと早く進んでしまうかもしれないとされ、こうなると、さらに多くの山火事が発生したり、森林が枯れたり、土壌が温まることで、温暖化をさらに加速させるガスが大気中に出てしまうことが予測されます。

上記したIPCCの最新の報告書にはこう書いてあります。「予測されている温暖化が起こるスピードは、20世紀中に観測された変化よりかなり大きく、過去1万年間でも前例のなかったことである可能性がかなり高い」。つまり、私たちはこれから、前例のないような現象に立ち向かっていかなければならないのです。

私たち人類が、このような深刻な環境破壊に直面したことはかつてありません。もし、すぐに地球温暖化を止める行動を起こさなければ、私たちに降り掛かる被害は取り返しのつかないものとなってしまいます。