2004年1月

ここ1世紀の間に世界中の氷河は後退を続けており、劇的な減少の起きた氷河も多い。特に、山岳氷河は気候変動 (*注) に敏感に反応している。 グリーンピースは2004年1月、地球上の氷河の中で最も速く融解が進んでいるといわれるパタゴニア氷河を陸路と海路から調べるため、現地調査団を派遣した。

南米のパタゴニア氷河

チリとアルゼンチンの山岳地帯に広がるパタゴニア氷原は、南極圏についで南半球最大級の氷塊である。パタゴニア氷原から流れる氷河は、地球上の氷河の中で最も速く融解の進んでいる場所でもある。

深刻さを増す気候変動

2001年、地球の平均温度は今世紀中に1.4〜5.8℃の上昇すると予測されている。気温が2℃上昇すれば、多くの自然の生態系が取り返しのつかない被害を受ける。



世界の氷河に現れている気候変動の影響

気温の上昇や降水量の変化など、気候変動により、世界各地で氷河が消えつつある。 以下に、最新の調査と予測の例をいくつか示す。



パタゴニア便り

調査チームの日誌より。1月8日から31日までの調査で、前半は陸上、後半はグリーンピースの調査船アークティック・サンライズ号で海上からの調査をおこなっている。

氷河関連リンク

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(注)
人間の化石燃料の利用などが原因で、大気中の二酸化炭素などの温室効果ガスが増加し、地球の平均気温の上昇がおこっています。一般に「地球温暖化」と呼ばれている現象ですが、同時に、台風の規模や頻度の増大、極地的な極端な寒冷化や温暖化、降水量の異常などの現象も引き起こされています。
グリーンピースでは、気温の上昇以外の影響も伝わり易いように、また国連の「気候変動枠組条約」という呼称にも準じる意味で、気候変動という言葉も適宜使用しています。